破廉恥!「つくる会」が東京書籍の年表スキャン認める

薔薇、または陽だまりの猫 から

自由社=「新しい歴史教科書をつくる会」が中学校歴史教科書の年表を東京書籍から盗用した事件(検定に2回合格)は、初版本の編集担当者、松本謙一氏が自らの関与を否定。それに対して「つくる会」が長文の反論文を公表しました。
http://www.tsukurukai.com/
 
その反論文は「『つくる会』側の調査では、鈴木事務局長の指示で事務局員の一人がスキャナーで東書14年版の年表の文字を読み取り、テキストファイルでフロッピー・ディスクに入れ、松本氏の事務所に送ったことが確認されています」と、「つくる会」中枢が盗用の予備行為を行った事実を恥ずかしげもなく認めています。
 
そのデータを「下書きとして使ってもらうつもりで」松本謙一氏に渡したところ、松本氏がそのまま組み付けたというのです。松本氏は出所を知らなかったと主張し、「つくる会」は知っていたはずだと言っています。つまらない泥仕合ですが、いずれにせよ「つくる会」が盗用行為を実行した詳細が当事者の証言によって明らかになりました。
 
他社の教科書をスキャナーで読み取るという破廉恥な手口が判明したことで、著作権侵害の被害者である東京書籍には自由社に対する毅然とした法的措置が求められます。文部科学省および現在自由社版を使用中の横浜市教委も自由社への厳重な対処を迫られます。