「初戦が決勝戦」の自由社版  横浜教科書不正事件

予告通り、横浜市自由社版が採択されました。
横浜に行ってきました。教育委員会の審議の様子を別会場で音声で傍聴することができました。
6人の教育委員の投票結果と採択の結果は次の通りです。
 
鶴  見  区 帝国3:自由社3 委員長判断で帝国
神 奈 川 区 東書3:自由社3 委員長判断で東書
西     区 帝国3:自由社3 委員長判断で帝国
中     区 帝国3:自由社3 委員長判断で帝国
南     区 東書3:自由社3 委員長判断で東書
港  南  区 自由社5:帝国1 自由社
保土ケ谷区 帝国4:自由社2 帝国
旭     区 自由社4:東書2 自由社
磯  子  区 帝国3:自由社3 委員長判断で帝国
金  沢  区 自由社4:帝国2 自由社
港  北  区 自由社5:帝国1 自由社
緑     区 自由社4:帝国2 自由社
青  葉  区 自由社5:東書1 自由社
都  筑  区 自由社5:東書1 自由社
戸  塚  区 帝国3:自由社3 委員長判断で帝国
栄     区 帝国3:自由社3 委員長判断で帝国
泉     区 東書3:自由社3 委員長判断で東書
瀬  谷  区 自由社4:帝国2 自由社
 
新規参入以外の教科書の調査は前回終わっているという理由で、
現在使用している帝国書院および東京書籍対自由社で投票が行われました。
帝国書院と東京書籍はトーナメントを勝ち抜いてきたのに、
自由社はいきなり決勝戦に出場できたのです。
もう、これだけで不正です。
 
無記名投票ですが、おそらく全区で自由社版に投票したであろう今田忠彦教育委員長

は、3対3の同数の場合は、あえて現行教科書に決めてバランスを取っています。
白々しい割り振りです。
今田委員長は、自分の思い通りに決められて、さぞかし気持ちいいでしょう。
 
同じ横浜市自由社版なのか他社版なのかの違いは、
生徒の学力の違い(自由社版は学力の高い地区にという意味)だそうです。
自由社版でない地区の子どもの心は傷つくでしょう。
 
ネット上には「新しい歴史教科書をつくる会」関係者による、こんな書き込みがあります。
「やぁ、うれしいなぁ!今田忠彦先生!藤岡信勝先生!これからが忙しくなりますよ!
18区のうち8区というのはいろんな配慮の結果ですね。わたしにはわかる気がします」
http://snowdrop.iza.ne.jp/blog/entry/1161219/
 
すべて出来レースです。
深い闇を暴いていかなければいけません。 

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