横浜市の教科書採択担当部長は藤岡信勝の教え子

ことし初めにこの問題を提起しましたが、横浜市教委は当事者を更迭せず、4月の異動でも留任させました。再度述べます。

一昨年、「新しい歴史教科書をつくる会」の自由社版中学校歴史教科書を採択した当時の横浜市教委の学校教育部長・漆間浩一(うるしま・こういち)氏は、かつて東大教育学部に国内留学した際に藤岡信勝氏(「新しい歴史教科書をつくる会」会長、自由社版歴史教科書代表執筆者)の指導を受けた教え子です。

藤岡信勝著『ストップモーション方式による授業研究の方法』(1991年、学事出版)

藤岡信勝氏はこの本で、当時、横浜市立老松中学校教諭だった漆間浩一氏の授業実践をなんと50ページ以上にわたって取り上げ、「見事な授業である」と高く評価しています。漆間氏は藤岡氏が編集代表を務めていた「授業づくりネットワーク」のメンバーだったのです。
はしがきに藤岡信勝氏と漆間浩一氏の出会いが書かれています。

1987年度の横浜市の派遣研究生として1年間私の研究室にお見えになったのが漆間氏とのおつきあいの始まりである。体ごとぶつけるようにして実践ととり組んでいる漆間氏の中学生に対する愛情・サービス精神に私は深い敬意を抱いている。

漆間浩一氏は昨年4月から指導部長を務めています。指導部長とは、教科書採択の担当部長であり、現在行われている中学校教科書採択事務を教育長の下で指揮している責任者です。
 
教科書採択担当部長が特定の教科書会社の代表執筆者の教え子である。こんなことで公正な採択が行えるはずがありません。
 
横浜市教委指導部長は藤岡信勝の教え子
横浜市教委は漆間浩一指導部長(藤岡信勝の教え子)を更迭せよ