横浜市教委は漆間浩一指導部長(藤岡信勝の教え子)を更迭せよ

一昨年、「新しい歴史教科書をつくる会」の自由社版中学校歴史教科書を採択した横浜市教委の今田忠彦教育委員長が、
・執筆者グループ「つくる会」の会長であり
自由社版教科書の代表執筆者であり
自由社の全権代行者である
藤岡信勝氏(元東大教授。自称拓殖大学教授、実は客員教授)と親交があることに加え、
横浜市教委の漆間浩一(うるしま・こういち)指導部長(採択当時は学校教育部長)はかつて東大教育学部に国内留学した際、藤岡氏の指導を受けた教え子だという事実を1月5日のこのブログで指摘し、広く情報を募集しました。
 
すると、こんな本の存在が判明しました。

藤岡信勝著『ストップモーション方式による授業研究の方法』(1991年、学事出版)

藤岡信勝氏はこの本で、当時、横浜市立老松中学校教諭だった漆間浩一氏の授業実践をなんと50ページ以上にわたって取り上げ、「見事な授業である」と高く評価しています。漆間氏は藤岡氏が編集代表を務めていた「授業づくりネットワーク」のメンバーだったのです。
はしがきに藤岡信勝氏と漆間浩一氏の出会いが書かれています。

1987年度の横浜市の派遣研究生として1年間私の研究室にお見えになったのが漆間氏とのおつきあいの始まりである。体ごとぶつけるようにして実践ととり組んでいる漆間氏の中学生に対する愛情・サービス精神に私は深い敬意を抱いている。

 
藤岡信勝氏も漆間浩一氏も、この本に気付かれるのではないかとビクビクしていたと思いますが、当然、教育関係者は知っているのです。
1987年の出会いから20年余り。中学校歴史教科書の採択を目指す藤岡信勝氏が、巨大な政令指定都市の学校教育部長に出世していた社会科教員との師弟関係を活用したいと思うのは人情でしょう。
しかし、教科書採択の公正さという点からは大問題です。ましてや漆間浩一氏は今は指導部長という教科書採択の責任者であり、今年は自由社を含めた中学校歴史・公民教科書の採択の年なのです。
公正な教科書採択を行わなければいけない指導部長が特定の教科書の代表執筆者の教え子であるという驚くべき事実。横浜市教委はどう認識しているのでしょうか。当然更迭すべきでしょう。
この問題では、ほかにも多くの情報が集まっています。横浜市教委の対応しだいで、第2弾、第3弾の公開を行いたいと思います。
引き続き情報を募集します。hatopoppo2009@yahoo.co.jp