「つくる会」は教科書発行資格を失っているはず

薔薇、または陽だまりの猫さんhttp://blog.goo.ne.jp/harumi-s_2005/e/df3ac038f3bc133332a1920dfdadd062より転載。

扶桑社・フジサンケイグループから絶縁された「新しい歴史教科書をつくる会」の教科書を昨年4月に検定申請した「自由社」と同じ名称の「自由社」が昨年9月に設立されていると、扶桑社・日本教育再生機構系のブログが報じています。

http://akiko.iza.ne.jp/blog/entry/912345/

私たちも登記を確認しました(コンピュータ化しているので全国どこの法務局でも取得可能です)。新しいほうの「自由社」の登記簿の抜粋は下記の通りです。
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【商号】株式会社自由社
【本店】東京都文京区水道二丁目6番3号
【会社成立の年月日】平成20年9月12日
【目的】
    1.教科書並びに教育図書の出版及び販売
    2.一般図書の出版及び販売
    3.教材・教具・文具事務用品の製造及び販売
    4.セミナー、講演会、研究会などの開催
    5.各種視聴覚教育用教材の企画、製造及び販売
    6.前各号に関連する付帯事業
【発行可能株式総数】1万株
【発行済株式の総数並びに種類及び数】発行済株式の総数3000株
【資本金の額】金3000万円
【役員に関する事項】
    取締役 加瀬英明
    取締役 植田剛彦
    取締役 松本謙一
    取締役 石井弘子
    東京都千代田区麹町三丁目6番地10
    代表取締役 加瀬英明
    監査役 三堀 清
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経営難で月刊誌「自由」を廃刊した従来の自由社に代わって、教科書発行を目的とした新「自由社」が設立されたと解していいでしょう。
しかしながら、ここで大問題があります。
文部科学省に検定申請したのは別法人である旧「自由社」であり、申請後に設立された新「自由社」は検定手続きを継承することはできないはずです。
うまく表現できませんが、教科書発行者の資格は自動的に失うということではないでしょうか?
検定無効を文科省に確認させる運動を構築すべきだと思います。

(以上転載)