「仮面土偶」「壇ノ浦の戦い」も裏焼き 自由社版教科書

下記サイトによると、「左」からも「右」からも批判されている欠陥だらけの「新しい歴史教科書をつくる会自由社版中学校歴史教科書について、自由社はあくまで回収・再配布を拒否し、一部のミスを訂正した「『新編 新しい歴史教科書』で学習している皆様へ お詫びと訂正」と題したカラー刷り5ページの正誤表リーフレットを配ったそうです。
http://blog.goo.ne.jp/project-justice
それによると、このブログで指摘した「キトラ古墳」(4枚)と「応仁の乱」の写真に加え、「仮面土偶」(19ページ)と「壇ノ浦の戦い」(67ページ)も裏焼きであることが判明しました(デジタル画像の時代に裏焼きは通常考えられません。1枚ならともかく7枚です)。

検定済み教科書がカラー刷り5ページの「立派な」正誤表リーフレットを配布したというのは、史上初めてです。自由社はこの正誤表をホームページに掲載せず、こっそり配っています。
まさに今、文部科学省は今年度の教科書検定で、自由社に対して検定意見(または「検定審査不合格となるべき理由書」)を通知しているころですが、自由社が現行版と同じ写真を使っているとすれば、前回検定で見逃した上記の裏焼きが間違いとして指摘されなければなりません。
自由社版教科書の歴史観以前のデタラメぶりは、あまりにひどくて、もはや語るべき言葉も見つかりません。メディアはなぜ取り上げないのでしょうか。採択した横浜市教委および私立5校は恥ずかしくないのでしょうか。
 
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