藤岡信勝会長の肩書詐称は継続中


昨年3月で拓殖大学を退職したことを隠し、1年半にわたって「拓殖大学教授」で論文を書き続けてきた「新しい歴史教科書をつくる会」の藤岡信勝会長の肩書詐称問題。産経新聞社の判断で「拓殖大学客員教授」とこっそり軌道修正したことで終わってはいません。
はてなブックマークのコメントでご教授(客員ではありませんw)いただきましたが、藤岡信勝氏ご自身が会長を務める「つくる会」のホームページは「拓殖大学教授」のまま頑として変更していませんので、詐称は継続中です(「平成21年10月1日現在」とありますが、客員教授になったのはその年の4月なので、この時点でも詐称です)。
・「つくる会」ホームページ
・「つくる会」ホームページ(魚拓)
一般人にとっては「教授も客員教授も同じようなもの」と思いがちですが、学者の世界では客員教授が教授を名乗るのは不正であり、とても恥ずかしい行為です。
問題なのは、この春から横浜市立中学校などで使われている自由社版教科書の奥付に「代表執筆者 藤岡信勝 拓殖大学教授」と詐称した肩書を掲載していることです。